スイスクオリティ
スイス時計は“Swiss made(スイス製)”の商標によって保護されており、スイスは、コピー商品が出回るのをできる限り回避する目的で、さまざまな相互協定を結んだ。
“Swiss made”の商標を受けるためには、決められた条件を満たさなければならない。国外で製造された部品を一部使用することは許可されているが、全体の半分以上の部品はスイスで作られたものでなければならず、組み立てと検査はスイスで行われなければならない。
スイスで製造された部品を使用して、国外で組み立てられた時計は、スイス時計としては認められず、スイス時計として販売することは固く禁じられている。
製造プロセスのうちの一部がジュネーヴ州で行われ、スイス時計としての条件を満たしていれば“ジュネーヴ”と表記することは許可されている。
しかし、ジュネーヴ時計任意検査局が発行する“ジュネーヴシール(Poinçon de Genève)”は、ジュネーヴで製造された時計のみに刻印される。その他、12項目の認定規準をクリアし、すべての製造プロセスに通しナンバーが付いていなければならない。
時計見本市
スイスでは、毎年春に2つの国際時計見本市が開催されている。
2007年に開催されたバーゼル国際時計・宝飾見本市には、約10万1,700人の来訪者があった。見本市では、主にスイスの製品が紹介され、製品の取引が行われる。
ジュネーヴでは、出展者と招待客(ビジネス関係者)しか入場できない国際高級宝飾時計展、通称ジュネーヴサロンが開かれている。この見本市では、一点ものや限られた数しか製造されていない特別な時計が展示されている。来訪者数は限られているが(2005年は1万1500人)、国際自動車見本市“ジュネーヴ・モーターショー”に次ぐ、ジュネーヴで毎年開始される最も重要な見本市である。
スイスの時計産業は、国内で開催される見本市の他に“時間を大切にする人の優れたスイス時計(Think Time, Think Swiss Excellence)”をスローガンに、国外の見本市や会議、セミナーなどに参加し、スイス時計に関する最新の情報を紹介している。

