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スイス連邦鉄道ー旅客輸送

スイス連邦鉄道の鉄道車両 (新しいウィンドウ)

スイス連邦鉄道の鉄道車両© SBB

過去100年間、スイス連邦鉄道((独)SBB(仏)CFF(伊)FFS)は、新しいものにはしばしば懐疑的なスイス国民に支持されてきた。そして、スイス連邦鉄道は今日、世界市場への参入に向けて新たな課題を抱えている。

1999年1月1日以降、スイス連邦鉄道は、国が100%の株を所有するという特殊法人の株式会社であり、旅客輸送、貨物輸送、基本設備の3部門に分かれて業務を行っている。

組織改革は成果を上げ、最初の3年で生産性は2割アップしたものの、世の中の緊迫した経済状況と相まって、経営難から完全に脱却できなかった。

スイス連邦鉄道代表のベネディクト・ヴァイベルは、引き続き利益を上げることに努め、その上「赤字路線を閉鎖せずに鉄道を存続するには、国の財政補助が必要である。地方に住む人々にとっても鉄道は必要であり、赤字路線を閉鎖することは、連邦主義の原則にそぐわない」と繰り返し主張した。

スイス連邦鉄道の利用者数は、全体の列車利用客数の87%で、残りの13%が私鉄線を利用している。スイス連邦鉄道は、スイス全土で計3000kmの路線があり、年間延べ3億人が利用している。国内の利用者に加えて、列車で国外に旅行する人々も増えている。

国境を超えた長距離鉄道

現在、スイス連邦鉄道は、長い距離をより早く走れるようアルプス縦断鉄道(NEAT/NLFA)の建設とヨーロッパの鉄道交通を結ぶプロジェクト“鉄道2000計画”を進めている。さらに、スイス西部では、フランス国鉄(SNCF)との協同により、ジュネーヴ経由でパリ-ミラノ間を直接つなぐ鉄道建設プロジェクトが行なわれている。このパリ-ミラノ路線のスイス国土を通る距離が短いにもかかわらず、スイスは工事費の半分を出資する。

その他にも、スイスは、ムールハウゼンとディジョンを結ぶ高速鉄道建設に6,600万ユーロを出資する。この路線が開通すれば、チューリヒ-バーゼル-パリ間が2時間短縮されて3時間で結ばれるようになる。

国境越えの鉄道サービスを提供するThe Swiss Thurbo(コンスタンツ) (新しいウィンドウ)

国境越えの鉄道サービスを提供するThe Swiss Thurbo(コンスタンツ)© swissworld.org

国境付近の通勤・通学路線

国境を越えた鉄道プロジェクトによって、越境通勤、通学が便利になる。スイス連邦鉄道は、ジュネーヴ、バーゼル、ボーデン湖などの国境沿いの地域で、隣接国と協同でプロジェクトを進めている。

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