鉄道2000計画
『鉄道2000計画』は、可動性のニーズに応え、より速く、よりスムーズな列車連絡を目的としたプロジェクトである。
『鉄道2000計画』は、1987年の国民投票で過半数の賛成を得て可決した。当初、2000年をめどに実施する予定であったが、各地におけるさまざまな利害や環境問題を考慮し、予定より4年遅れた2004年に実施された。
鉄道が、利用者にとって魅力的な交通手段であり続けるためには、常に新しい課題に挑戦し続けなければならない。『鉄道2000計画』は、さまざまな対策を講じて、現在と未来の利用者のニーズに応えた理想的な鉄道を目指している。
乗り換えシステム
都市間を結ぶ路線は30分おきに運行し、都市と地域を結ぶ路線もニーズに応えて、15分から30分おきに運行している。利用者の多い主要な駅では、乗り換え時間が調整され、移動時間が短縮された。
緻密に計算された『鉄道2000計画』の列車ダイヤ、30分、または1時間おきに規則正しく列車が発着するシステムは、全国のよりよい鉄道サービスを実現するためのベースとなった。
駅では、バスが列車と連絡している。乗り換えがスムーズにできれば、目的地までにかかる時間が短縮できる。さらに、都市部の駅では、インターシティなどの特急列車に直接乗換えることができる。
新しい路線
目的地までの所要時間を短くするために、新しい路線も開通した。マットシュテッテン-ロートリスト間に新しい路線が開通したことによりチューリヒ-ベルン間が従来の69分から58分に短縮された。
新技術
時速160km以上で走る列車には、従来の信号装置は十分ではない。そのため、線路沿いに設置されていた信号機に代わり、機関室信号が導入された。この信号機は、コントロールセンターから機関室のモニターに直接情報が送られる新型信号システムである。この新システムの導入により、同一間でより高い頻度で高速列車が走れるようになる。
この信号システムは、ヨーロッパ鉄道制御システム(ETCS)に含まれている。この新システムをヨーロッパで最初に導入したのがスイスであり、他のヨーロッパ諸国もこれに続く予定である。ヨーロッパ全体が同一システムを導入することにより、ヨーロッパにスムーズな鉄道網が敷かれるという利点がある。
2007年12月に開通したレッチベルク基底トンネンルにもヨーロッパ鉄道制御システムが導入され、2015年までには、スイス全国の路線に導入される予定である。最新のシステムでは、時速200km(以前のシステムは時速160kmまで)の列車が2分間隔で走行可能である。
外部サイトへのリンク
- 鉄道2000計画 スイス連邦鉄道(英語)


