貨物輸送
スイス連邦鉄道カーゴ株式会社は、スイス国内外の貨物輸送業務を請け負い、2007年には、5400万トンの貨物を輸送した。スイス連邦鉄道カーゴは、バーゼルに本社と荷を積み替えてイタリア、ベネルクス(ベルギー、オランダ、ルクセンブルクの総称)、北ドイツ、イタリア、スカンジナビア半島の各方面に貨物を輸送する“ユーロハブ(ヨーロッパの中枢という意)”を置いている。
近年、スイス連邦鉄道カーゴは、経営難により組織改革を行ったが、その後も赤字が続いており、現在も苦難の時期にある。
ヨーロッパへ
以前、スイス連邦鉄道カーゴは、国境越えの貨物輸送を他の鉄道会社との提携で行っていたが、現在は、自社の車両でドイツやイタリアに貨物を輸出入している。
2002年6月には、ドイツに子会社を設立した。本社であるスイス連邦鉄道カーゴとスイス連邦鉄道カーゴドイツは、ドイツは北海の港からイタリアまでを結ぶヨーロッパの南北路線の貨物輸送を共同で行っている。
その半年後、今度はイタリアに子会社を設立させた。多くの原料が北イタリアに運ばれて加工され、貨物列車に載って、ヨーロッパ北部の産業国に輸送される。
2007年6月、スイス連邦鉄道カーゴとフランスの貨物鉄道FRET SNCFが提携を結び、ムールハウゼンとスイスにあるオーストリアとの国境の町ブフス(ザンクトガレン州)間の貨物輸送を共同で行うことになった。
競争
スイス連邦鉄道カーゴは、国際鉄道貨物輸送会社のみならず、各国で鉄道による貨物輸送を行っている会社、例えば、イタリアの“トレンイタリアカーゴ”やドイツの“ドイツ鉄道インターモダル・ロジスティック”、スイスの民間鉄道会社“BLSカーゴ”などと競争関係にある。
レッチベルク、シンプロン、ゴッタルドというヨーロッパの貨物輸送の要となる地域にあるBLSカーゴは、ドイツ鉄道と提携して、アルプス越えの貨物輸送業務を行っている。この共同により民間鉄道会社であるBLSがアルプス越えの貨物輸送をメイン業務とすることを可能となっている。
スイス連邦鉄道カーゴの経営難により、スイス連邦カーゴとBLSカーゴの
合併案が議会に上がったが、現在まで、特にBLSカーゴが合併に難色を示している。
外部サイトへのリンク
- スイス連邦鉄道カーゴ (英語)