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観光産業

ゲルメルバーン- 世界で最も急勾配のケーブル鉄道 (新しいウィンドウ)

ゲルメルバーン- 世界で最も急勾配のケーブル鉄道© Alpenregion.ch

ヨーロッパで最も標高の高い集落ユーフ(グラウビュンデン州) (新しいウィンドウ)

ヨーロッパで最も標高の高い集落ユーフ(グラウビュンデン州)© andrea tognina / swissinfo

スイスでは、100年以上前から山の観光産業が大きな収益を上げている。現在、多くの山岳地域では、人口の8割以上がさまざまな形で観光産業に従事しており、観光産業は主要な収入源の一つである。

観光産業にもマイナスの側面がある。毎年多くの人々がスポーツを楽しむために山に押し寄せ、自然破壊を招いている。自然破壊を見過ごせば将来的には、観光産業自体の存続をも脅かしかねない。

冬には多くの人々がスキーやスノーボードをするために山にやって来る。近年は暖冬の傾向にあり、特に標高の低い場所では積雪量が少なくなった。そのためスキー場に人工雪製造機が設置され、人工雪で賄うようになった。人工雪を作るためには大量の水が使われ、大変なコストもかかる。深さが20㎝で1ヘクタールの人工雪を作るためには800トンの水と膨大なエネルギー(約2.8kWh)が使われ、自然環境保護の見地から資源の無駄使いが懸念されている。しかし、スキー場の運営のために、人工雪製造機の設置数がますます増えているのが現状である。

登山やハイキングは比較的自然環境に与える損害は少ない。それでも、多くの登山客を山の頂上へと運ぶための登山列車やロープウェーなどの交通機関が運行し、さらに、麓の駅まで多くの登山客がマイカーで乗りつけるために自然破壊を招いている。

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