チーズ料理:チーズフォンデュ
スイスにはさまざまなチーズを使った郷土料理があることは有名である。特に“チーズ・フォンデュー”と“ラクレット”は、溶かしたチーズを使った冬に欠かせない代表的なチーズ料理である。
フォンデュー”とはフランス語“fondre”(溶けるという意味)からきている。チーズ・フォンデューには幾通りもの作り方があるが、ここではその一例を紹介しよう。
フォンデュー・モワチエ・モワチエ(4人前)
チーズフォンデューを作るためには“カクロン”と呼ばれるチーズ・フォンデュー鍋と火の強さを調節することが可能な卓上用のコンロが必要である。
1.フォークで軽くつぶした1片のニンニクをフォンデュー鍋の底にこすりつける
2.辛口の白ワイン300ccと小さじ3杯のコンスターチをフォンデュー鍋に入れ、コンスターチがワインに溶けるまで混ぜてからレンジの火にかける。
3.ヴァシャランチーズ400g、グリュエールチーズ400g(すりおろしたもの)を鍋に加えて弱火にかけ、かき回しながらチーズを溶かす。コショウ、キルシュを好みで加える。
4.600gから800gのパンを2~3㎝角に切る。
5.チーズがトロリとしてきたらフォンデュー鍋を卓上コンロに移す。チーズが一定の温度に保たれるように卓上コンロの火を調節する。
6.チーズ・フォンデュー用のフォークに先ほど角切にしたパンを刺し、鍋の中のチーズを絡めて食べる。その際、鍋の底にチーズが焦げ付かないようパンの付いたフォークでそのつど軽くかき混ぜるとよい。
飲み物は白ワインかお茶が一般的である。
パンを鍋の中に落としてしまった人には罰ゲームが待っている!
罰ゲームは特に決まっていないが、連邦制と民主主義のスイス人はフォンデュー鍋を囲むメンバーで話し合って罰ゲームを決める。例えば、スキーの後に山小屋で囲むフォンデューでは、パンを鍋の中に落とした人は、山小屋の周り(外はもちろん雪!)を裸足で一周するなどの罰が科せられる。