聖人ガルスと熊
聖人ガルスがお腹を減らした熊にパンを与え、お礼に熊は、ガルスが木の小屋を建てるのを手伝ったという伝説がある。その小屋こそ、のちにスイス最大の修道院となるザンクトガレン修道院である。また、別の伝説によると、パンをもらった熊は、その場から離れ、2度とこの土地に戻らないと約束したという。
9世紀、もしくは、10世紀に作られた象牙の彫刻にガルスが熊にパンを与えている様子が見られる。ガルスの存在は、東スイスでは大きく、彼の名前からザンクトガレンという州の名前ができたほどである。また、熊もザンクトガレン州とその昔、ザンクトガレン修道院を所有していたアッペンツェル・インナーロデン準州、および、アッペンツェル・アウサーローデン準州の紋章に使われている。
