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太陽、海、エコロジー:カタマラン“プラネットソーラー”

世界最大のソーラー船“プラネットソーラー” (新しいウィンドウ)

世界最大のソーラー船“プラネットソーラー”© PlanetSolar

プラネットソーラー モナコ (新しいウィンドウ)

モナコを出港するカタマラン“プラネットソーラー”-スイスの旗の下、世界の旅に出る。© PlanetSolar

プラネットソーラーの進水式 (新しいウィンドウ)

2010年3月31日、重さ85トンのボートが高さ110mのクレーンで吊られ、格納庫からキールの入江に進水した。© PlanetSolar

プラネットソーラーの内部 (新しいウィンドウ)

世界周航の際、カタマランには、4名の乗組員が搭乗する。ボートは、プロモーション期間、港に停泊し、最大40名が搭乗できる。© PlanetSolar

“ 太陽光エネルギーを原動力として世界を旅する。”-画期的なプロジェクト“プラネットソーラー”の目的である。2010年9月27日、世界最大のソーラー船がスイスの旗の下、モナコの港を出港した。

技術の結晶

環境に負担をかけない乗り物“プラネットソーラー”は、ジュール・ヴェルヌの小説『八十日間世界一周』さながらに世界一周の旅を成し遂げることを目標としている。ここでいう乗り物は、熱気球ではなく、未来的なデザインの大型カタマランである。この技術の結晶は、物理学者、エンジニア、船舶設計士、環境学の専門家などのスぺシャリストチームの共同作業によって実現する。プラネットソーラーは、2010年9月27日にスイスの旗の下、地中海をスタートし、その後、約160日間の日程で世界周航を行う予定である。太陽光を最大限に利用するために、赤道に沿って5万km以上を航行し、北アメリカの東海岸、西海岸、オーストラリア、シンガポール、アラブ首長国連邦を通るルートが取られる。

持続的発展

2007年に大西洋横断を果たしたカタマラン“sun21”や2013年に予定されているベルトラン・ピカールのソーラー飛行機による世界一周プロジェクト“ソーラー・インパルス”、さらに、今回の“プラネットソーラー・プロジェクト”によりスイスは、この分野における持続的な発展を目的とした技術革新のパイオニアとなった。カタマラン型ソーラー船の開発により、再生エネルギー、特にソーラーパネルとそれに関連する技術の重要性、および、効率性や安全性が立証される。プラネットソーラー・プロジェクトのメンバーのイニシアチブにより、研究開発への投資、環境にやさしいエネルギー源の促進、船舶エンジンについての考え方の根本的な革命が望まれている。現在、9割の貨物が大量の石油燃料の消費と温室効果ガスの排出を伴う貨物船によって輸送されている。プラネットソーラー・プロジェクトは、技術開発と並んで、環境に負担をかけないエネルギー源の可能性を広める重要な活動を行っており、コミュニケーション・プラットホーム“プラネットソーラー・ビレッジ”という催しを各地で開催し、『持続的な発展』というテーマで講演や会議を行っている。“プラネットソーラー・ビレッジ”は、2010年、ヨーロッパの各都市で開催されたのちに、2011年、カタマラン型ソーラー船が寄港する地でも順に開催される。