スイスの公式情報サイト

スイスの公式情報サイト

Your Gateway to Switzerland

ナノテクノロジー

量子の大きさによる黄色から赤までの色の違い(2から8ナノメートルまで) (新しいウィンドウ)

量子の大きさによる黄色から赤までの色の違い(2から8ナノメートルまで)© EMPA

ナノテクノロジーとは、ナノメートルの領域における技術のことである。1ナノメートルは、10億分の1メートルで、人間の髪の毛の約1万分の1の太さを示し、原子や小さな分子の大きさに値する単位である。ナノテクノロジーは、1ナノメートルから100ナノメートルまでの物質の特殊な性質を用いる技術である。

ナノメートルの領域で物質は、別の電磁性、および光学的な特徴を示す。ナノテクノロジーは、融点が下がるなど、ナノメートルの領域で起こる特性(物質の利点および欠点)を利用する技術である。

ナノテクノロジーの誕生において重要な役割を果したのが、スイス人科学者ハインリッヒ・ローラー博士である。ローラー博士は、ドイツ人のゲルト・ビニッヒ博士と共に「走査トンネル顕微鏡(STM)」を発明し、物質の原子構造を直接見ることを可能にした。チューリヒ州のIBMヨーロッパ研究所で研究をしていた両博士は、この研究の成果により1986年にノーベル物理学賞を受賞した。

ナノテクノロジーの活用

ナノメートルレベルで物質の構造を制御し、あらたな部品や装置を創出する技術がテレコミュニケーション、医学、バイオ化学などのさまざまな分野で活用されており、ナノテクノロジーは、物質科学、バイオ科学、情報コミュニケーション技術などの分野から注目を集めている。