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中立と孤立主義

「外国におけるスイスの軍隊の将来的役割」に関する国民投票のポスター(2001年)

「外国におけるスイスの軍隊の将来的役割」に関する国民投票のポスター(2001年)

スイスの政策は500年以上にわたり、「外の争いに巻き込まれるな」という聖人ニクラウス・フォン・フリュー(1417~1487)のモットーに支配されていた。スイスは1515年から中立の立場をとり、ナポレオン体制崩壊後の1815年には、ウィーン会議最終議定書でスイスの永世中立がヨーロッパの列強に承認された。

中立とは、国家間の紛争や戦争に関与せず、例えば北大西洋条約機構(NATO)のような軍事同盟に参加しないということである。紛争時における中立国の権利と義務については1907年に国際連盟によって国際法に定められたが、平和時に関する規定は、中立国が独自に定められることになっている。

中立はスイスを戦争から守るだけではなく、スイスの各言語圏が他国と自由に同盟関係を結ぶことを禁じ、スイスが国家として分断されることを避けることにも役立っている。

冷戦構造が崩壊し、スイスにとっての中立の概念も柔軟になった。NATOの役割がより平和維持活動へと移行したため、スイスは1996年、いつでも離脱できることを条件としてNATOの「平和のためのパートナーシップ」に参加した。

2001年のアンケートによればスイス国民の83%が「スイスは中立の立場を貫くべきであるが、同時に平和維持のためであれば軍隊の外国派遣を増やすことを認める」と答えている。

2001年6月10日、外国における平和維持活動に際して自衛のための武器を携行することと外国の軍隊との共同演習を増やすことが国民投票で可決された。

…最後に、私達はすべての強国に対して“謙虚”であるべきである。強国が私達に残虐な振る舞いをしないでくれたことに謙虚に感謝しよう。そして、致命傷を負ったヨーロッパ諸国の痛みに謙虚に敬意を払おう。彼らに謙虚に詫びよう。詫びる?(中略)そう、彼らが苦しんでいる時に健康を享受していたことに対して、決して優越感のない口調で詫びよう!(中略)自明のことだが、戦争の苦しみにとらわれた当事者達より私達は戦争に関与していない者として、冷静に、正しく判断するのだ…

“私達スイスの立場”

1914年12月14日カール・シュッピッテラーの演説より

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