同盟の強化と拡大
永久同盟が結ばれる以前、すでに中央スイスを支配していたハプスブルク家は、勢力をオーストリアまで拡大していた。
ハブスブルク家の征服欲はとどまるところを知らず、ゴッタルド峠越えのルートと以前に失ったその周辺地域の支配権を確保した。同盟はこれに抵抗し、1315年のモルガルテンの戦いでは、農民歩兵軍を編成してハブスブルク家の騎士軍に勝利した。
モルガルテンの戦い以降、同盟は結束を固め徐々に拡大していった。同盟には、1332年にルツェルン、1351年にチューリヒ、1352年にグラールスとツークが加盟した。そして、1353年にベルンが加盟したことにより「八邦同盟」に発展した。この当時、まだ現在使われている「州」という概念はない。その後1481年まで加盟する地域はなく「八邦同盟」に留まった。
ハプスブルク家の時代、ヨーロッパ各地には他の同盟関係も存在したが、スイスの同盟関係は特殊であった。ヨーロッパ各地では都市同士のみの同盟関係はあったが、スイスのように都市と農村の両地方が加盟した同盟関係はなかった。
