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環境

河川と湖

ヨーロッパの水がめと呼ばれるスイスは、水資源保全の責任を担っている。

湖は、スイスの全水量の半分以上を湛え、氷河や高山の万年雪も全体の26%の水量をストックしている。

70年代、スイスのほとんどの湖の水は、きれいだったが、洗剤に含まれるリン酸塩による富栄養化が深刻な湖もあった。その後、リン酸塩を含む洗剤の製造が禁止され、浄水場が整備されるなど、解決策が講じられた。現在、リン酸塩は、限られた湖でのみ問題が残っている。
現在は、除草剤や医薬品など、一部には、ホルモンに近い作用を持ち、微量でも検出可能なダメージの大きい物質が湖の水質に与える影響が問題となっている。

近代的な浄水装置を持ってしてもこの物質を完全に除去することは困難であり、浄水技術も頭打ちの状態にある。

スイスは、水資源保全を懸命に行っているにもかかわらず、河川の汚染により、一部の種類の魚の数が減るという現象が起きており、魚は、スイスで最も環境破壊の被害を被っていると言える。

気象の変化も河川の生態系に影響を与えており、水温の上昇は、多くの魚に悪影響を及ぼしている。さらに、水力発電所やダムの建設による河川が受ける侵害や河に流される排水が生態系に与える影響も大きい。