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クリスマス

クリスマスの4週間前から窓が待降節のデコレーションで飾られる (新しいウィンドウ)

クリスマスの4週間前から窓が待降節のデコレーションで飾られる
© swissworld.org

クリスマスマーケットで売られるオーナメント(ルツェルン) (新しいウィンドウ)

クリスマスマーケットの露店では、オーナメントやプレゼンが売られる。(ルツェルン)© swissworld.org

スイスのキリスト教会や家族にとって最も重要な年中行事はクリスマスである。クリスマスには、クリスマスツリーツリーを飾り、家族や友人と食事やプレゼント交換をし、クリスマスソングを歌ったり、クリスマスにちなんだ物語を朗読したりして盛大に祝う。

待降節

クリスマスイブの4週間前から始まる待降節は、本来、キリストの誕生を祝う準備の期間である。しかし、現在では、商業主義的な風潮に押され、待降節の本来の意味が忘れられることが多い。

待降節には、24の窓が付いた特別なカレンダーが飾られる。それぞれの窓の中には、クリスマスにちなんだ絵が描かれており、子供達は、毎日、窓を1つ1つ開けては、クリスマスを心待ちにしている。

また、モミの小枝などで編んだリースに4本のろうそくを立てた待降節リースがあり、日曜日ごとにろうそくを1本ずつともし、クリスマスには、4本すべてのろうそくに火がともされる。

聖ニコラウス

12月6日は、サンタクロースのモデルとなった聖ニコラウスの日であり、特に子供達は、この日を楽しみにしている。

聖ニコラウスは、12月6日にフードの付いた赤いマントを着て、白くて長いひげを生やし、黒っぽい衣装を身に着けた“シュムッツリ(シュムッツは、ドイツ語で『汚れ』の意味)”という従者を連れて、学校や幼稚園、夜には子供達の家にやって来る。聖ニコラウスは、ナッツやみかん、レープクーヘンという蜂蜜とショウガが入ったクッキーなどのお菓子が詰まった袋を持っており、子供達は、ご褒美のお菓子をもらうために、聖ニコラウスの詩を暗唱する。

聖ニコラウスとシュムッツは、お菓子の袋の他に、悪い子をお仕置きするためのムチを持っており、昔は、言うことを聞かない悪い子供は、袋に入れられて森に連れていかれると脅かされていた。現在、聖ニコラウスとシュムッツは、プレゼントをくれるやさしい人達として親しまれている。

イタリア語圏のティチーノ州とフランス語圏には、女性が扮した聖ニコラウスとシュムッツもいる。ティチーノ州の子供達は、1月5日の夜に靴下を下げて眠り、次の日、よい子の靴下にはお菓子、悪い子には炭が入っているという慣わしがある。

クリスマスイブ

クリスマスイブは、ほとんどのキリスト教徒の家庭が玉飾りやろうそく(スイスでは電飾は使われていない)でデコレーションされたクリスマスツリーを飾り、家族で食事をし、クリスマスソングを歌うなどして過ごす。特に、プレゼントを心待ちにしている子供達にとっては、特別なお祭りである。

家族でクリスマスを祝った後には、多くの地域の風習として、家族で深夜に行われるミサに出かける。クリスマスイブには、普段の生活で、教会に通う習慣がなくなった多くの人々も教会に集う。

スイスは西ヨーロッパの中央に位置し、複数の国語が話されていることから多様なクリスマスソングが伝承された。

すべての歌は、フリッツ・ネフ氏の指揮により、バーゼルのマドリガリストと合唱団“ガリアルダ・バーゼル”のメンバーによって歌われている。